女子じゃないけども、女子のための本2冊を読んで、とても肩の力が抜けて。
 ダメな自分を自己受容し、適度に「逃げ場」を持っとくのが大事、だけども「完璧な逃げ場」は存在しないことをココロせよ、と言う『ダメをみがく』。「帰り道が楽しいから」という理由で働いていい、とか、転職したら、キャラ設定を一段上げようとせずに、むしろキャラ設定を一段下げるといいよ、といった感覚は、とても示唆に富んでいる。
 また、まだ読んでいる途中だけれども、『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』も、恋愛相手に「心の穴」をふさいでもらおうと思わず、また、その他のものでも、「心の穴」をふさごうとせずに、むしろ、自分の「心の穴」のかたちを知ることこそが重要だということを教えてくれる。「心の穴」からわき出す欠点そのものよりも、それに対する劣等感とか罪悪感みたいなもののほうが、いろいろ悪影響を発して、しまいには他人を傷つけてしまうのだから、という言葉は、まさしく真理なりといった感じがする。