2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『ダークナイト・ライジング』を鑑賞。 今回の悪役ベインは、『ダークナイト』の悪役ジョーカーに比べればやはり政治家的というか、「市民よ」などと発言する胡散臭いポピュリストだ。これはいけない。 故・ヒース・レジャーが演じたジョーカーは、彼の言動…

クエーサーと13番目の柱

読了。 以下参照歌。AIRBUG http://www.geocities.jp/gato_1116/Radiohead_Lyrics/Airbag.htmlAlways crashing in the same car http://www.youtube.com/watch?v=l2vEtfyveeY http://jp.bestlowes.com/japanese-bowie-david/japanese-always-crashing-in-the…

ゴダールと女たち

「(自己変革が)とうてい不可能な女に、自己変革しろと迫るのがゴダールの趣味なのかも知れない。どうもゴダールはそういう不可能へ寄せる情熱のようなものがある。そして美女たちは結局逃げ、ゴダール自身はそのことによって必然的に自己変革を迫られると…

町山さんの『トラウマ映画館』が恐ろしい。ああ、僕の今の精神状態にぴったりだ。

最近は終電で帰っているんだけど、忙しいほうがかたい本を読めたりして。 しばらくぶりでフーコーなどを論じている本を紐解き、またロラン・バルトの『明るい部屋』(そんなに小難しくない)を読みなおしているのだ。 中村秀之先生の『瓦礫の天使たち』は難…

川上未映子さんの『すべて真夜中の恋人たち』がすごくよかった。感想がまとまらないが、この小説で主人公入江の近くにいる聖という女性の言葉が胸に響く。 管啓次郎さんの『狼が連れだって走る月』はあいかわらずスローペースながら読んでおり、電車で感動し…

賭け

「生は賭けとして生きられる限りで、いっさい負けを知らない」p78↓蜂起とともに愛がはじまる---思想/政治のための32章作者: 廣瀬純出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2012/01/19メディア: 単行本 クリック: 20回この商品を含むブログ (9件) を見る