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あけましておめでとうございます。今年が皆さまにとって幸多き年でありますように。
今年の目標としては、まず旅をしたいということ。とにかく優先順位を旅にもっていきたい。本を買う。服を買う。などなどの欲望を飼いならして、まずもって旅を第一に考えたい。
目的地はどこか。東北とする。アクセスしやすいところにこれほど魅力的な土地がある。だから出発する。青森、山形、秋田、岩手という北東北がメインとなる。まずは青森で下北と津軽を感じたいと思う。たとえば『岡本太郎の見た日本』とかを読むと、どうしても恐山に行かなくてはと思う。誰かを口寄せしてほしいという切実な願望はないだけれど、太郎が「魂の広場」と呼んだ霊場はどうしても見たい。川倉地蔵も見たい。
でもまずは日帰りで十分いける岩手で太郎が歓喜した鹿踊りをじっくり見たい。花巻か。なんだか虎舞のようなものと同様のジャンルとして漠然と捉えていたんだけれども、よく考えればまったく出自が異なるのだなあと思う。中国伝来/日本固有という軸だけでなくて、鹿は狩猟民にとっての実際の獲物だが虎は違うという点、だからどうしても「なりきって踊る」ということの意味も違ってくという点。そのうえに仏教が折り重なっているとうこと。そのことを踏まえたうえで見てみたいのだ。もちろん宮沢賢治を再確認しないと。
- 作者: 赤坂憲雄
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2007/06/26
- メディア: 単行本
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